先日厚労省から発表された「国内におけるアレルギー疾患の推定罹患者数」は、
《約3人に1人》だった2005年発表時より大幅に増加し
《約2人に1人》になった、とのことでした。
要するに国民の約半数がなんらかの「アレルギー疾患」にかかっているという数字です。
アレルギー疾患の種類を羅列してみますと
・気管支喘息
・アトピー性皮膚炎
・アレルギー性鼻炎
・アレルギー性結膜炎
・花粉症
・食物アレルギー
など、様々あります。
このうち、食物アレルギーについて少しお話します。
食物接種などで起きる食物アレルギー・・・・原因となる食物は多岐にわたります。
アレルギーがおこると、じんましんや湿疹・咳や喘鳴(ゼーゼーといった呼吸)・嘔吐や下痢など
その症状や程度も様々です。
特に発症数が多く、アレルギー反応が出た場合の重篤度が高い食物は
卵乳小麦落花生えびそばかに
となり、これらの材料を含む食品や料理は、使用している旨の表示を義務付けられています。
アレルギー疾患になった場合、症状が現れないように食べ物が制限されたり、
その原因を身の回りから除去したりと、生活にも影響が及んでしまいます。
そのため、できるだけ乳幼児から小児期にかけて早期発見をし、
可能な限り治療にとりかかって重症化を防ぐことが大切です。
成人してからでも、「大した症状ではないから、、、」と
医療機関への受診を先延ばしにしないことをお勧めします。