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「風しん」の抗体検査とワクチン接種について

「風しん」の抗体検査とワクチン接種について

2019/03/15
健康豆知識

厚労省の決定により、「風しん」への新たな対策が始まります

昭和37(1962)年〜昭和54(1979)年生まれの「男性」に限り、国からの無料対象者として
「風しんの抗体検査」と「抗体不十分な方へのワクチン接種」が始まります。

対象者詳細:昭和37(1962)年4月2日〜昭和54年(1979)年4月1日の間に生まれた男性

昨年2月と11月、「風疹について」のトピックスをこの情報欄にて色々と書き込みました。
その際、「厚労省は2020年までに対策を講じると公表した」とお伝えしたことが具体化されたようです。
では、なぜ男性に限っての措置?そして、なぜ今?の疑問を紐解いてみましょう。

・かつて「風しん」に係る公的な予防接種が開始されたのは昭和52年。
・この際、将来妊婦になる可能性のある思春期女子にあらかじめ免疫をつけ、
先天性風しん症候群の発症を防ぐとの考えに基づき、女子中学生を対象に接種が行われた。
・このとき接種機会を与えられなかった上記対象年齢者の男性を中心に、「風しん」の抗体を
持たない方が一定数存在している状況が続いている、とのこと。

・2018年7月以降、特に関東地方において風しんの患者数が増加しており、患者の中心は
30代から50代の男性である。

・1年余後に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会により、
様々な国から多くの訪日客の増加が見込まれているが、このような「マスギャザリング」においては、
人の往来が活発化し、国内で流行している感染症の感染が当該期間中に拡大する恐れがある、との懸念。

以上にて、可及的速やかに「風しん対策」を追加する必要があるようです。

◇◆◇対象者へは、在住市町村より「クーポン券」が送付されます。
当院でも、このクーポンを使って「抗体検査」または「ワクチン接種」を無料で行います◇◆◇

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