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マスギャザリングとは

NEWS 2019年 02月 21日

 今年の2月初旬、名古屋市内で開かれた「名古屋ラーメンまつり」に参加した20代の女性が、
「はしか」に感染していたことが判明し、「同じ時間帯に催しに参加した人たちなどに感染が広がる恐れがある」として、
愛知県が注意をよびかけたニュースがありました。

こうした状況下において感染が広がった場合を「マスギャザリングに伴う感染拡大」と言われます。

  「マスギャザリング」とは「一定期間の中で限定された地域において、同一の目的で集合した多人数の集団」と
  定義されています(※日本集団災害医学会による)
  多人数の定義については、少なくとも1,000人とするものから25,000人以上とするものまで様々です。
  そして、集まる目的や地域、期間、季節、屋内か屋外か、国際的なイベントか否かなどにより、
  その規模や特徴は異なりますが、こうした特殊な環境では比較的感染症が流行しやすい状況にある、となるそうです。
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 今から10年前の2009年、新型インフルエンザがメキシコで確認され、世界的大流行となり日本国内でもその対応に追われました。
さらに遡ること100年前、「スペインかぜ」と呼ばれる「スペインインフルエンザ」が起こり、スペインだけではなくヨーロッパ全土から
アメリカ大陸、我が国日本においても大流行しました。世界中で3波にわたり広まった患者数は世界人口の3分の1とも言われています。
 第3波の「スペインかぜ」流行の時期は、第一次世界大戦が終戦を迎え、非常に多くの人々が広場などに集まって終戦を記念して
写真などを撮りあったなど、ひとびとが密集したことが「流行の一因」となったとも言われています。

           まさに「マスギャザリング」による感染症の典型です。

 

 感染症の原因となる微生物はその大半が目では見えません。ですので、いつの間にかインフルエンザなどの感染症を他人に対して拡散する
という意味で「インフルエンサー」になっているかも知れません。
感染症の「インフルエンサー」にならないためには、「かからない」、かかっても「他人にうつさない」ことが重要です。

      予防のための生活習慣に加えて、いつでもどこでも「咳エチケット」を心がけていてください。

 

 


 

 

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