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「はしか」について

「はしか」について

2016/10/15
健康豆知識

「はしか」はウイルスによる感染症で「麻疹(ましん)」とも呼ばれています。感染すると約10日後に熱が出て、咳や鼻水も加わって風邪のような症状になります。その後、もっと熱が高くなり身体中に赤いポツポツが出てきて、下痢になる人もいます。そのような症状が続くのはおよそ一週間くらいで、徐々に身体のポツポツが消えて熱も下がってきます。

「はしか」は非常に強力なウイルスで先進国でも1,000人に1人が死亡すると言われています。感染力もかなり強く、マスクや手洗いでは予防ができず「麻疹ワクチン」の予防接種が最も効果的と言われています。しかし、予防接種をうけていても「はしか」にかかることはあります。過去に一度でもかかったことがある人はしっかり免疫ができて二度とかかることはないようです。

10年ほど前までは日本国内の「はしか」患者数が1年間に1万人を超えることもあり、外国から「ウイルスを輸出している!」と非難されることもありました。その後予防接種の積極的推奨により、2015年3月、WHO(世界保健機関)から「麻疹拝国」(日本には麻疹ウイルスはないよ)と認められました。しかし海外からの「輸入」で昨年は35人の罹患者が報告されました。今年はなんとすでに82人(9/4現在)へと増えているようです。

母子手帳を確認すればワクチン接種の有無がわかります。ワクチンを接種したかどうか不明な場合は医療機関で血液検査で調べることもできます。年齢にかかわらず重症になることがあります。また妊娠中には大きな問題になるので特に注意が必要です。

「食欲の秋」「芸術の秋」「スポーツの秋」と言われる清々しい季節。体調を崩さないように素敵な「秋」となりますように。。。

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